HISTORY

半世紀以上の歴史と信頼。挑戦と成長を続ける企業の歩み

ESTABLISHMENT

創業当時~初期

  • 創業と経営のスタート

    昭和34年創業の【東海プラスチック工業株式会社】ですが、創業者は塩ビとブリキの加工特許を持っていた人物で、代表の祖父は投資家として会社の株を所有していました。また、代表の家系は代々原材料の問屋を営んでおり、その事業は現在も大阪で続いています。創業から3年経っても多額の赤字に苦しみ、経営が行き詰まっていました。

    一方、代表の父親は当時総合化学企業のノンプロ野球選手として活躍していましたが、祖父に「赤字の会社を立て直してみないか」と声をかけられ、父親は北海道から名古屋に移り、創業4期目から会社の経営を引き継ぎました。創業者も代表の祖父も携わっていましたが、創業4期目からは代表の父親が経営を行っており、その長男として生まれたのが現在の代表です。

  • 代表の参画とパチンコ台の製造

    約30期目に入る頃、現代表は会社に携わり始めました。
    代表はもともと電気機器メーカーで働いており、父の後を継ぐべく営業として当社に入社しました。この頃、日本の射出成形市場は、家電製品やコピー機、車の部品など様々な製品がありましたが、人件費の安い海外での製造へ大きくシフトチェンジされ、最近の国内でも車の部品製造や百円均一ショップで販売されている雑貨が主流となっています。当社はあられを入れる贈答用ケースの製造が経営を支えていたため、車の射出成形は行っていませんでした。


    しかし業績をさらに伸ばすために、次第にパチンコ台の製造にも取り組むようになりました。パチンコ台はほとんどがプラスチックで作られており、当時は約24社のメーカーが年間300万台近くを生産しており、この市場に注目したのです。そこから20数年程、父親と時にぶつかったこともありますが、パチンコ台を製造する仕事が売上金額の35%を作っていました。

GROWTH

プラスチック製品事業へ

NEW CHALLENGE

社長業の引き継ぎと新たな挑戦

代表が会社を受け継いだのが、当社が60期目に入る頃です。初期の頃は、プラスチック素材を使って塩ビの折り曲げやブリキを用いて容器を作り、その後、射出成形機を導入してヘアーピース用の透明ケースやあられ用のケースを製造。さらに食品トレイのシート成形にも取り組み、次第に食品メーカーへの進出を果たしました。

この頃にはパチンコ業界が斜陽になっていたため、社長業を引き継ぐタイミングでパチンコ業界から撤退することを英断し、車や雑貨の製造を始めました。ここから数年間、代表は当社の顔としてひたむきに歩み続け、今では決算賞与を支給できるまでに成長を遂げました。

BELIEF

会社経営の苦労と信念

困難を乗り越えたからこそ
今の私たちがあります。

けっして一朝一夕に事業がうまくいったわけではありませんでした。さまざまな困難や苦労を乗り越えて、お客様との信頼関係を築いてきた過去があります。

  • HARDSHIPS

    製造業の苦労と外部要因

    製造業を営むうえで最も大変だったことのひとつが、設備投資の重さです。特にシート成形機などの設備はとても高額で、時間が経つにつれて機械の老朽化で更新が必要になり、その都度大きな投資が求められるのが現実です。

    加えて、原油価格の上昇などの外部要因にも大きく影響を受けます。これにより製造コストが圧迫され、利益を出すことが一層難しくなります。その際には、お客様に値上げをお願いすることもありますが、とても心が痛みました。

  • TRUST

    長年の信頼と独自の製品づくり

    それでも当社には半世紀以上の歴史があり、長年培った信頼に支えられて、現在に至っています。創業からお付き合いが続いているお客様もおり、60年以上の信頼関係を築いてきました。
    独自の製品作りを通じて、長い歴史の中で多くの信頼をいただいてきたことが、会社の揺るがない財産となっています。

  • READINESS

    社長としての覚悟と使命感

    時には父親と意見が食い違うこともありました。しかし「社長になるということは、社員家族を含めて何百人のトップに立つということ」「社長としてオールマイティに何でもできるようにならなければならない」このように父に教わったことを忘れず、父のもとに生まれた長男として家業を継ぐという使命感を忘れたことはありません。
    今でも、父の言葉は会社を経営するうえで大きな励みになっています。

WORKSTYLE

やりがいを求めるあなたへ

営業活動の魅力とやりがいについて、次のページで詳しくご紹介しています。
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